春香のビューティ週間☆ダイアリー

美容と健康に関して、今までほしかったけどなかったお得な情報を紹介していきます。

アレルギーや頭皮の弱い人のためのヘアカラー選び

20代の終わり頃からぽつぽつと白髪が出始めていた私。

両親共に白髪になるのが早かったので、遺伝的に仕方ないのかなと思っていたのですが、30半ば頃からはカラーリングが欠かせなくなりました。

ところが、オシャレ染めの時期から数えて、10年くらい経った頃、美容院での施術後、軽い痒みのような違和感を覚えるようになりました。発疹などが出るわけでもないし、1日経てば気にならなくなるほどのものでしたが、施術のたびに同じことが続き、もしやアレルギー?と不安に思うようになり、いろいろとカラー剤について詳しく自分で調べてみるようになりました。 

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カラー剤の種類

 

サロンやホームケアの白髪染めには、大きく分けて2種類のものがあります。

ヘアカラーや白髪染めなどの「永久染毛剤」医薬部外品)

ヘアマニキュアやヘアマスカラ、カラートリートメントなどの「半永久染毛剤および、一時染毛剤」

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参照 日本ヘアカラー工業会

このうち、「永久染毛剤」の中の一つ、「酸化染毛剤」の多くには、アレルギー反応を最も起こしやすいジアミンという物質が含まれています。

 通常、「永久染毛剤」のヘアカラーは、施術時、酸化染料(この中にジアミンが含まれています)とアルカリ剤が主成分の「1剤」と過酸化水素が主な成分の「2剤」を混ぜ合わせて染料を生成します。

1剤は主に白髪を黒く染める、2剤は主に黒髪を明るくさせるための作用があります。

 カラー剤によるかぶれ

 

 

カラー剤によるかぶれは「接触皮膚炎」と呼ばれ、二種類のタイプがあります。一つは刺激性の皮膚炎、もう一つはアレルギー反応による皮膚炎です。この二つのタイプがあることを理解していないと、場合によっては命に関わることもあるのですが、私の知る限り、美容や理容の現場に従事している方の中で、そのことを明確に理解している方はあまりおらず、二つを混同して捉えているケースが多いように思います。

 刺激性皮膚炎 

施術中に薬剤などが直接付着し、皮膚細胞が刺激を受けることで起こります。比較的肌が弱い人がなりやすいです。刺激物質(過酸化水素などの場合が多い)を除去すれば、比較的早く回復します。

 アレルギー性皮膚炎

アレルギーの原因になる物質に対しての身体の免疫の過剰反応によるものです。ジアミンをはじめとする、様々なカラー剤に含まれる特定成分が要因となり、湿疹や腫れが、薬剤にふれていない箇所まで出現します。また、施術から時間が経って、症状が現れる遅延型アレルギーのケースも多く、症状が長引く傾向にあります。(遅延型アレルギーの場合、施術後、6時間後くらいから症状が強くなり、48時間後が最も強い反応が出るとも言われています)一度、アレルギー反応を示したカラー剤は二度と使用することが出来ません。

また、重症の場合は、アナフィラキーショックで呼吸困難に陥り、命に関わる場合も。カラーのあとで激しい痒みなどが出た場合は、速やかに医療機関を受診するようにしてください。

 

かぶれが一時的な刺激性のものなのか、アレルギー反応なのかを知りたい場合は、皮膚科のパッチテストを受けることで概ね判断できます。パッチテストは予約制の場合のことが多いので、事前に病院に問い合せてみるのが良いと思います。

その際、使用しているカラー剤一式を病院に持参する必要があります。私の場合は、通っているサロンにお願いして材料一式をお借りしました。

 

カラー剤のパッチテストの方法

 

1日目 1/100に薄めたカラー剤のそれぞれの薬剤と、生理用食塩水を浸したテスターを背中に張ります。帰宅後は水やお湯で貼った成分が流れてしまわないよう、シャワーや入浴は出来ません。2晩そのままにしておきます。

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参照 皮膚科の医師求人ガイド

2日後 再診。経過観察を行います。その際、背中に貼ったテスターを取り除きます。

3日後 再々診。最終診断が下ります。

以上の過程で、アレルギーの有無やその原因となっている物質を特定することが出来ます。

私の場合は、幸い、ジアミンにアレルギーではなく、おそらく、2剤の過酸化水素による刺激性の痒みである診断が下りました。

パッチテストはサロンや個人でも行うことが出来ますが、専門のお医者様に判断していただくのがベストだと思います。アレルギー物質を特定したい方は、面倒でも一度、皮膚科のパッチテストを受けられることをオススメします。ただし、夏場は汗で薬剤が流れてしまうおそれがあるので、検査を実施していない病院も多いようです。必ず事前にご確認ください。

ティフル

 

ジアミンアレルギーや皮膚の弱い人でも使用できるカラー剤

 

カラー剤にアレルギー反応があった人は、以降、どんなカラー剤も使用できないかというと、決してそうではありません。

例えば、アレルギー物質がジアミンだと判明した場合は、その成分が含まれていないカラー剤を使用すればいいのです。

カラーでアレルギーや肌トラブルを起こした人でも使用できるカラー剤に関して、それぞれの長所と短所を挙げて紹介したいと思います。

 

現在、サロンや市販で取り扱われているカラー剤の多くのは、ジアミンの含まれている「永久染毛剤」です。永久染毛剤の特徴としては、

長所 とにかくカラーの持ちが良い。黒髪を明るく出来、かつ、白髪もしっかり染まる。

短所 ジアミンアレルギーを起こした人は二度と使えない。髪が傷みやすい。

これに対して、ジアミンアレルギーや肌に弱い人も使用が可能な選択肢は以下になります。

オハグロ式染料 上図の「永久染毛剤」の中のA-2「非酸化染毛剤」に分類されるカラー剤で、ジアミンアレルギーの方でも安心して使用できる染料です。皮膚科のお医者様が推奨されているケースもあり、最も安全性の高い染料と言えます。製品としては、「アクセーヌ」のカラー剤や、「マロンマインドカラー」などがあります。

「アクセーヌ」のカラー剤は、所定の薬局でしか販売されておらず、購入には、皮膚科の医師の紹介状が必要になります。「マロンマインドカラー」は、一般のドラックストアやネット通販など、幅広いお店で取り扱っています。

長所 ジアミンアレルギーの人も使用できる。白髪も染まる。

短所 色が一月持たない。施術後、染料剤の主成分である鉄の独特なにおいがする。黒髪を明るくできない。

HC染料 上図のB「半永久染毛剤」の一つで、アルカリや過酸化水素を使用する点は酸化染毛料と同じですが、成分にジアミンを含みません。ジアミンアレルギーの人には画期的な染料です。

長所 ジアミンアレルギーの人でも使用できる。黒髪も明るくできる。

短所 白髪が完全には染まらない。アルカリや過酸化水素(2剤)の刺激に弱い人にはあまり向かない。

 

ヘアマニキュア 上図のB「半永久染毛剤」の一つで、髪の表面に色をのせて、髪の毛をコーティングすることで色を付けます。成分にジアミンを含みません。

長所  ジアミンアレルギーの人でも使用できる。白髪が染まる。髪が傷まない。

短所 地肌に薬剤を付けることができないので、根元まできっちり染めることが出来ず、白髪の伸びが目立ちやすい。色落ちする。(ただし、最近の製品は、以前と比較して随分色持ちが良くなっている)黒髪を明るくできない。

 

ヘナ 天然成分のカラー剤です。100%天然成分で出来ているものは、永久染毛剤のA-2「非酸化染毛剤」にカテゴライズされ、ジアミンを含まない安全なカラー剤と言えます。ただし、ヘナを謳っているものの中にも、成分に酸化染毛料が含まれているものも多く存在します。100%天然成分で出来ているか、そうでないかで全く使用の条件が変わってきます。

長所 ジアミンアレルギーでも使用できる。白髪がしっかり染まる。

短所 施術に時間がかかる。黒髪を明るくできない。他の染料に変更したくも、すぐに出来ない。製品によってはジアミン入りのものもあるので、注意が必要。

 

和漢カラー オーガニックカラー 天然成分が主成分のカラー剤で、化学成分を極力抑えた肌に優しい染料です。ただし、成分に若干のジアミンを含むので、ジアミンアレルギーの方は使用できません。

長所 アルカリ剤や過酸化水素などの刺激に弱い人も使える。薬剤の混合、選択によっては、若干のアルカリと2剤の投入で、黒髪を明るくできる。白髪も染まる。

短所 若干のジアミンが含まれているので、ジアミンアレルギーの人は使用できない。

 

カラートリートメント 上図のC「一時染毛剤」にカテゴリーされます。ホームケアなどで、髪に染料をコーティングする形で使用します。

長所 ジアミンアレルギーの人でも使用できる。白髪が染まる。髪が傷まない。

短所 自宅でほぼシャンプーのたびに使用しないと色落ちする。黒髪を明るく出来ない。頻繁に使用することで肌トラブルが起きやすい。ホームケアが中心なので、自分で対処が出来ない人には向かない。

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現在、私は⑤の和漢カラーをサロンで施術してもらっています。

黒髪を明るくするための2剤の使用を選択できるのですが、私は少しだけ使っています。カラーの刺激がない分、通常のカラーのように明るくはありませんが、黒髪に少し色が入っている仕上がりになっています。ちなみに、アルカリや2剤なしでの施術を選択した場合は、真っ黒な仕上がりになるそうです。

私がヘアカットでもう20年来お世話になっているオーナーさんが経営している表参道のサロン、ループスにはこの和漢カラーのメニューがあります。

roops.jp 

その他、ジアミンアレルギーがあり、でも、白髪も染めて黒髪も明るくしたい!という方には、ヘアマニキュアとHC染料の併用という方法があります。根本の白髪をヘアマニキュアで染めて、毛先にHC染料を塗って黒髪を明るくする、という方法です。

こちらは以前お世話になっていた国分寺のサロン、COCOでの施術が可能です。

www.coco-qp.com

 

お近くのサロンで希望するカラーの施術が可能かチェックしてみましょう。

 

このように現在では、カラートラブルを抱える人でも安心して使用できる様々な施術方法が 存在します。

しかしながら、かぶれの原因になるジアミンが含まれないジアミンフリーの染料で、黒髪を明るくしてかつ、白髪をしっかり染める製品というのは、まだ開発されていません。頭皮が敏感で白髪を抱えている私たちは、もう若い頃のように、明るいカラー剤を思い切り楽しむことが出来ない状態にあります。

だからこそ、今、若い人たちにぜひ言っておきたいのです。

若くて白髪のない髪は、ジアミンフリーのHC染料などで十分明るくすることが出来ます。にも関わらず、ホームケアやサロンで使用されているカラー剤の多くは、ジアミンを含む酸化染毛料です。アレルギーは、コップに注いだ水が一杯になるように、ある日、突然発症します。そのことを今、知っている若い方が、どのくらいいるのでしょうか?私も若い頃は全く知りませんでした。もっとこのことを周知徹底すれば、カラー剤によるアレルギーのに悩む人も、白髪染めに何を使えばよいのか、悩む中高年世代も少なくなったに違いありません。

ぜひ、医療現場のお医者様と、美容サロンやカラー業界の人たちの認識や知識の共有が今後、活発になればと願っています。

 

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カラー剤でのトラブルを回避するには、まず、白髪を作らないことがなんと言っても重要です。

現在、白髪のメカニズムは徐々に解明されていて、その予防や改善も進んでいます。

白髪予防、白髪改善については、

www.haruka-bitokenkoblog.com

に詳しく記しました。併せてご覧ください。