春香のビューティ週間☆ダイアリー

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強度近視の人は要注意。網膜剥離と飛蚊症の違いは?

近視の強い私は,、普段、コンタクトレンズを装着しているのですが、十年ほど前から視界に糸くずのようなものが頻繁に見えるようになりました。スクリーンセーバーにあるような黒い輪っかが、目の前をぐるぐると浮遊している感じなのです。

当時、病院で検査を行い、それが飛蚊症によるものだと診断されました。

ただ、近視の強い人は将来、網膜剥離に罹りやすいので、注意が必要だと指摘され、以降、一年に一度、定期的に眼科検診を受けるようになりました。

そして昨年、私と年の近い従姉が、網膜剥離に罹り、手術を受けることに。その何ヶ月か前から、目の調子がおかしいという自覚はあったらしいのですが、仕事の忙しさからか、病院に行くのを先延ばしにしていたのです。網膜剥離は、前段階である網膜裂孔では、レーザーでの治療が有効ですが、網膜の剥離が始まってしまうと、入院での手術という負担の大きな治療が必要になってきます。

私の主治医の先生曰く、近親者に網膜剥離に罹った人がいると、要注意だとのこと。というのも、親族は互いに体質が似ているように目の状態も似る場合が多いのだそうです。

そんな経緯に加え、つい最近、飛蚊症の他に、視界の縁に白い光のようなものが浮き上がってくるような症状も出てきて気になっていたこともあり、つい先日、恒例になっている年に一度の眼科検診に行くことにしました。

 

そもそも、網膜剥離とはどんなメカニズムで起きるのでしょうか?

網膜剥離と飛蚊症

網膜とは眼の奥に広がっている薄い膜状の組織のことを言います。網膜は光や色を感じてそれを伝える内側の神経網膜と、視細胞に栄養を与える外側の網膜色素上皮細胞から成り立っています。

 

飛蚊症のメカニズム

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参照 藤周眼科クリニック

私たちの眼球の中には、硝子体という透明なゼリー状の組織が存在します。中高年になると、眼球を満たしている硝子体がどろどろとしたゲル状のものとさらさらの液体に乳化分離されます。その際、濁ったゲル状の線維部分が網膜に影を落とします。この影になって見えるのが飛蚊症の症状(図上)です。これはある程度の年齢になれば誰しもに起きる可能性のある生理現象で病気ではありません。また、同様に加齢が原因で、網膜が硝子体から離れ、液状になった後方の硝子体に浮き上がってしまう場合があります。これを後部硝子体剥離(図下)と言います。その際、網膜と硝子体の間に癒着があると硝子体が網膜を引っ張って、光が走るように見えることがあります。(光視症)

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参照 高知大学医科部付属病院

私が最近気になっていたのも、先生曰く、この後部硝子体剥離だったそうです。ちなみに、こちらも正常な現象で病気ではありません。癒着が取れると、自然に症状は消えるそうです。

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参照 視力ケアセンター

しかし、この癒着が強い場合、硝子体が網膜を強く引っ張って、網膜に穴が空いてしまいまうことがあります(図上)これを網膜裂孔と言います。その状態が続くと、その穴から硝子体の液体が神経網膜の裏側に回って、神経網膜と網膜色素上皮細胞を剥離していきます。これが網膜剥離の一つ、裂孔原発性網膜剥離の発症のメカニズムです。

神経網膜が網膜色素上皮細胞から剥離すると、色素上皮細胞への栄養の供給が絶たれ、視細胞が低下し、視野が見えにくくなるのです。

 また、若い人でも近視が強いと、眼球が長くなる傾向があり、引っ張られた網膜が薄くなる箇所が出来やすくなります。ここに裂孔(網膜裂孔)が生じて、網膜剥離を引き起こしてしまうこともあります。そのため、若くても強度の近視の方は、網膜剥離に罹る可能性がそうでない人よりも高く、注意が必要になります。

では、自分の症状が、飛蚊症後部硝子体剥離か、治療が必要な網膜裂孔や網膜剥離なのかをどうのように判断するのでしょうか?それには眼科での眼底検査が重要になってきます。

網膜剥離の検査方法(眼底検査)

網膜剥離の検査には、特殊な目薬で瞳孔を広げて、硝子体や網膜に異常がないか眼底検査を行う必要があります。私の通っている個人病院では、予約なしで眼底検査をオーダー出来ます。ただ、検査に必要な目薬を差してから効果が出るまでに時間が必要なので、診察終了時間ぎりぎりに行かれるのは避けた方が良いと思います。

 

検査の手順

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まず通常の視力検査票で視力に異常がないかを調べます。その後、屈折度測定器(オートレフ)で目の調整力などをチェックします。続けて非接触眼圧測定装置で、眼圧のチェックを行います。

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屈折度測定器は、顎を機械に載せてレンズをのぞき込むと風船が見えるあの機械です。非接触眼圧測定装置では、目に微かな風圧を当てて眼圧を調べます。

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その後、眼底検査の準備のために、瞳孔を広げる目薬を差します。この目薬を差すと、その後、数時間、視界がぼやけるので、(特に近くの視界がぼやけます)後に仕事などが控えている方は注意が必要です。以前、私は会社勤めをしていた頃、仕事前にこの検査を受けてから出社したことがあるのですが、数時間、PC画面が非常に見えづらくて使い物になりませんでした。

さて、数十分経って、瞳孔の開きが十分になったら、いよいよ診察室で医師から眼底検査を受けます。

光を目にあてて、360度、様々な角度から目の状態を入念にチェックするので、少し時間を要します。

異常がなければ、ここで診察は終了。

幸いなことに今回も私は大丈夫でした。

 

網膜剥離の治療

先にもお話ししましたが、神経網膜が網膜色素上皮細胞から剥離される前の網膜裂孔の段階なら、レーザーによる光凝固術が可能です。しかし、剥離が始まっている場合は手術が必要になってきます。また、術後1~3週間ほどの入院も必要になってきます。

入院治療となると大変ですし、網膜剥離は症状を見落としてしまうと最悪、失明の危険性もあります。

気になる症状がある場合は、すぐに医療機関の診断を受けることをおすすめします。

 

こんな症状は要注意!網膜剥離チェックf:id:tharuka87:20180807230419j:plain

参照 いしゃまち 

既に飛蚊症の症状がある方の場合、急に黒いモノが多く見えるようになった、視野が欠ける、以前よりも急に視力が悪くなった気がする、などの症状が出た場合は要注意です。直ちに医療機関で受診されることをオススメします。先にもお話ししたように、網膜裂孔から網膜剥離に移行してしまうと、治療が大がかりになり、また最悪、失明の危険性も出てしまいます。網膜剥離の治療は時間との戦いです。何よりも早い対処が大事になってきます。

でも、もし、お盆やお正月など、近くの病院が長期休診に目の具合が悪くなったら?

その場合は、お住まいの地域の眼科の救急外来の受診をオススメします。

ちなみに、東京およびその近郊の場合、三鷹にある 杏林大学病院のアイセンターは365日眼科の救急患者受け入れを行っています。(かかりつけの眼科の看護師さんに教えてもらいました)

杏林アイセンター

また、他の地域でも消防庁の救急相談窓口♯7119に電話すると、お近くで対応可能な医療機関を紹介してもらえます。

 

私も、長年、飛蚊症を自覚しているのですが、たまに砂粒のようなものがちょっと多く見えるようになったと感じることがあります。病院に行って診てもらおうか、でも何でもないかも知れないし、などと、正直、腰を上げるのがどうしても重たくなってしまうこともあります。けれど、いつも後になって思うのですが、悩むだけでは何の解決にもなりません。病院に行って検査で大丈夫だと分かれば、気持ちもすっきりするし、安心できると思います。

 

網膜剥離に特に注意が必要な人 

・強度の近視である

・飛蚊症の自覚がある

・後部硝子体剥離の自覚がある

・近親者で網膜剥離に罹った人がいる

なお、これは裂孔原発性網膜剥離の場合の条件です。糖尿病などが原因で引き起こされる牽引性網膜剥離などの場合は、元の病気の治療と併せての対策が必要になってきます。ちなみに、私はこの四項目全て当てはまります。なので、今後はより注意が必要になってきます。

 

コンタクトレンズ使用者の私は、定期的な眼科での検診の際には、角膜のチェックも同時に行ってもらっています。

ドライアイ気味なので、目薬は欠かせません。いつもヒアルロン酸系点眼薬のヒアレインと一緒に目の乾燥対策で処方してもらっているのがこちら。参天製薬のソフトサンティア。 

f:id:tharuka87:20180809231158j:plain防腐剤ゼロで涙の成分に近く、副作用の心配が少ない主治医の先生も薦めている目薬です。こちらは市販薬としてもドラックストアなどで販売されています。コンタクトレンズの上からでも使用できます。 

網膜の中に存在する成分、ルテイン。網膜黄斑部の色素量を増やし、視覚機能を維持する役割も。加齢と共に減少していくその成分を補うためのサプリメント。